| 日時 | 2026年7月13日(月)14:30~16:30 |
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| 場所 |
りそなプライベートサロンReラグゼ 大阪市北区角田町8-1(大阪梅田ツインタワーズ・ノース24階) |
| 講師 | 近畿経済産業局長 武田家明様 |
| テーマ | 万博後の近畿経済、何に傾注し、何を重視すべきか |
鷲尾所感
関西アジア倶楽部の第91回、「万博後の近畿経済、何に傾注し、何を重視すべきか」、武田家明・近畿経済産業局長との質疑、いかがでしたか…。
お陰様でこの関西アジア倶楽部、発足は2016年の初夏でしたが、コロナ禍の休業時期を挟んでの8年半ほどの間に、歴代の近畿経済産業局長さん(森、伊吹、信谷、そして今回の武田氏)をお招きし、折々の近畿経済の在り方を議論させていただきました。講師の方々、それに参加していただいた会員・会友の方々に、感謝の一念あるのみです。
今回のお話も、先ずは万博のレーガシーの話題から入りました。「命輝く未来社会のデザイン」を標語に、昨今の新技術が生み出した、技術・システムの社会実装を試みるそんな何とも夢のある話でした…。
デジタル分野ではキャッシュレス決済、デジタル・ウオーレット、デジタル運営、バーチュアル万博。加えて、モビリティーの世界では、空飛ぶ車や自動運転など等。AI・ロボット分野では、AIスーツケースやバーチュアル・エージェント等。環境経済では、森林環境やカーボン・リサイクル。そして、ヘルスケア―やライフ・サイエンスでは、そのものにズバリ、ヘルスケア―など等。
こう聞いただけで、世界が急激に変わりつつある実態を彷彿とさせられます。万博で試みられた社会実装が、米国や中国では既に現実に、社会に取り入れられている。
そう考えれば、眼前の中国企業は勿論、同盟国の米国企業ですら、日本企業にとっては、実に厳しい競争相手と、ついつい実感してしまいます。
夢を語りながら、その足元の現実を観れば、戦後生まれで高度成長期に社会に出た団塊世代の小生には、日本経済の前途多難を思わせてしまうのです…。真に、「三歳児の魂、百までも」の典型例でしょうか…。
この点で、蛇足ですが、前回会合で、アジア経済研究所の丁可さんが、「中国企業では、996,つまり、朝9時から夜9時まで、1週間に6日働く」と言っておられましたが、そんな中国企業と、「ワーク・ライフ・をバランスで、残業禁止の日本企業」が競えば、本当に勝てるのか…。
昔は、日本は資源がなく、在るのは労働力だけ。だから、「しゃにむに働け」とか、「仕事の報酬は、一層の仕事」等と言われたものでした…。「仕事は自分で作り出せ」等とも…。 社会の価値観が変わると、国の盛衰も大きく影響される。昔、ローマ建国時の人種構成・精神構造と、衰運期に入った時のそれらは、全く違っていたと、どこかの本で読みましたが、日本の場合はどうなのか…。
こんな事を書いていると、これまた昔(2010年代)、英国の大学で経済学を教えておられた森嶋通夫先生の「なぜ日本は没落するのか」を思い出しました。要は、価値観・倫理観が、高度成長をもたらした前の世代のそれと異なるから…。
近畿経済の将来も、突き詰めていくと、そんな価値観の相違に行き着くような予感ですが、今は、そんな予感は兎も角も、関西には、数々の成長ポテンシャルのある分野がある、との局長のご説明に戻りますと、具体的なポテンシャルとは。
空モビリティー・宇宙関連、バイオ・ライフサイエンス、GX(水素燃料電池、ペロブスカイト)など等。
そして、近畿地域の戦略産業クラスターとして、現実には、以下のようなプロジェクトが進行中だとか…。
更に、上記の計画を推進できる有力企業やスタートアップも、近畿には大勢存在している。そんな夢と希望に満ちた局長の話でした。
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