| 日時 | 2026年8月31日(月)14:30~16:30 |
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| 場所 |
りそなプライベートサロンReラグゼ 大阪市北区角田町8-1(大阪梅田ツインタワーズ・ノース24階) |
| 講師 |
関西学院大学 副学長 情報化推進機構 機構長 AI活用人材育成プログラムプロジェクト統括 工学部 情報工学課程 教授 巳波 弘佳様 |
| テーマ | 中小企業がAIエージェントを導入する必要条件、十分条件~目的は何か、そのため何を準備すればよいか~ |
鷲尾所感
関西アジア倶楽部の第92回、巳波弘佳関西学院大学副学長との質疑、いかがでしたか…。
小生の印象では、丹羽先生の主張、我々人間労働者にとっては明るいトーンのものでした。
人間が出来るタスクとは…、目的をはっきりと設定し、その実行のための組織全体を設計する能力⇒⇒AIを適切に活用すると、仕事のスピードは爆速化するなど等。
巳波先生曰く、「人間がAIを適切に使いこなすためには、AIと対話する能力が必須。そのためにはAIに関するスキルとAIとの対話力が必須だが、言い変えると、ある種の実践力とわかり易い明瞭な言葉でAIに指示を出す、そのような言語力が不可欠。しかし、意図を言語で正確に伝えるのはそれほど簡単ではない。
昔は、日本では読書するとき、「行間を読め…等と言われたが、AI相手には、そんな態度は絶対にダメ。意図を明白に伝える言語力が必要」…。
つまり、繰り返せば、AIと対話するには、明確な言語力と論理的思考力、問題を発見しsolutionを明白に設定する力、更に、そうした方向で新しいAI活用を明確化する、ある種の企画力などが不可欠だとのこと。これこそ眞に人間の仕事の領域。
企業におけるAIの導入率は2023年9月時点で、既に24・2%。その時点で、導入を検討中だとした回答が56・8%もあった。つまり、AIが世に出て1年も経たないうちに8割の企業が既に導入、或いは導入を検討中だった。 現在では、当然、導入比率(含む導入意欲比率)はもっと高まっているはず…。これほど急速に社会はAIを受容し始めている…。
巳波先生によると、Aiに関わる人材には3種類あるとのこと。
先ずはAI研究・開発者、要は新技術を研究開発する人材。次いで実際の社会で使えるようにシステムを開発し、データを分析する人材(AIスペシャリスト)、更にはAIを活用したサービスや製品を企画し提供する人材。
実際のビジネス課題を解決する人材とは後2者を指すとのこと。話をここまで聞けば、巳波先生の主張はなるほどと一層合点がいく。
とはいうものの、直近、AIを巡って米国では、Anthropic関係者が色々と警告を発し始めている。
この場合の警告発出者は、前記3種のAI関係者の内の第一分類に属する研究・技術開発者たち。彼らはAI技術開発のテンポの速さに驚愕し、いずれAIが人間の領域までも侵す可能性に警告を発し始めたとだ。
そうした可能性を、我々はどう考えるか、今回の質疑では、浅学な小生、議論をそこまで踏み込ませることが出来なかった、というのが実感。
米国での話を続けると、連邦議会の民主党は、この危険性の議論を盛んに取り上げようとし始めた。トランプ大統領が諸手を挙げてAI推進の立場を取っているのに対する、11月の中間選挙対策としての、絶好のアジェンダと見做し始めたからだ。
その動機は兎も角として、連邦議会でこの種の論争が起きるのは、我々日本人にとっては悲しいこと。我が国会で、そんな空気が現状、殆どないからだ。日本の政治は、そういった意味では、感度が鈍すぎるように思えてならない…。残念だが…。
***確かにAIは便利。小生が毎月書いているレポート、試みに英語への翻訳をAIに頼んでみると、あっという間に完成してくれた。それを米国人に見せると、驚いていた。間違いが無いように言っておくと、彼はAI技術に感心したのではなく、小生のレポートの内容に感心したのだ…。単純なことだが、小生の鼻が少し高くなった…。
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